競馬の投票券

競馬の楽しみは、勿論レースそのものを見ることにもあるのですが、何といってもそのギャンブル性にあります。競馬の場合、レースの着順を予想し、1着、或いはレースによっては2着や3着を当てて、そしてその予想対象に投票をするわけです。
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そうした投票行動が所謂ギャンブルであり、予想がレース結果と的中すればそのオッズに応じて配当金が得られるわけです。
競馬の場合、その投票券を勝馬投票券と言い、通称として馬券と言います。一般には通称である馬券と言う言い方のほうがよく使われます。日本には競馬以外にも幾つか公営ギャンブルがあって、競輪、競艇、オートレースとあって、基本的に競馬と同じように着順を予想して予想対象に投票し、その結果と予想が合致すれば配当金が得られます。ちなみに競輪の場合投票券の正式名称は勝者投票券、通称は車券、競艇の投票券の正式名称は勝舟投票券で通称は舟券、オートレースなら投票券の正式名称は勝車投票券、通称は車券と言うのだそうです。競輪とオートレースの投票券の通称が共に車券になっています。
競馬もそうですし、他の公営ギャンブルもそうなのですが、日本の公営ギャンブルにおけるこれらの投票券はパリミュチュエル方式と呼ばれる方式で販売されています。パリミュチュエル方式とはちょっと呼びにくい名前なのですが、これはまずそれぞれの投票券の販売所において、自分の予想となる投票券を購入します。ちなみにこの購入時点においては自分の買った投票券の配当、即ちオッズは不明です。そして投票者による購入額は全てプールされます。その後、実際のレースや抽選を行って、当選の番号や当選者、競馬の場合は的中者が確定します。この時点でようやく当初プールしていた金額から、運営費や維持費等の経費を引いた差額(差引き金額は除率控による)が配当金となって、当選者で分配するシステムです。
ちょっと悪い言い方ですが、賭博で胴元が必ず儲かるように、このパリミュチュエル方式の場合、販売主が必ず儲かる仕組みとなっています。プールした金額、つまり売上金額が多い程、販売主がより儲かる仕組みになっています。自治体などが競馬の主催者になっている場合、競馬の売り上げは自治体で使われることになります。ちなみにこのパリミュチュエル方式を考案したのはフランスのジョセフ・オレールと言う人です。1867年に考案され、1891年にはフランスで公式に法制化されました。

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現在それぞれの投票券の最低販売単位は100円になっています。言い換えれば馬券などの投票券は100円からの購入となるわけです。実は原則として1枚は10円なのですが、これには関連法規があって、「10枚分以上を1枚で代表する投票券を発売することができる」と規定されています。投票券の券面にも「1枚が10円」或いは「表示の1枚は本来の1枚分10円を10枚束ねた100円相当」である旨が記載されています。ですが実際のところは全て100円を単位にして考えますので、こうした法規が意識されることはあまりありませんが、知識として知っておいて損は無いでしょう。